【事務局通信 Vol.91】

「WheeLog!」というアプリをご存じでしょうか?
車いすユーザー向けにトイレや坂道、ショップなど街中の情報を表示してくれ、更に利用者からの投稿で細かな情報も共有できるものです。Googlemap など既存のアプリでもユーザーからの声はコメントとして共有できますが、更に車いすユーザー向けに特化したアプリとなります。この情報は先日、八王子市役所内の情報も更新したと八王子市障害者福祉課より連絡がありましたバリアフリー地図アプリ「Bmaps」という障害者、高齢者、ベビーカーユーザーなどあらゆる人を想定したアプリ開発に、日本財団が取り組んでいます。
国土交通省のホームページに「 平成 30 年11 月より施行された高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成 18年法律第 91 号。)の改正により、移動等円滑化促進方針等において、バリアフリーマップの作成等に関する事項を定めることができ、市町村の求めに応じて、公共交通事業者等による情報提供の義務づけなどが規定されたところです。」とあり、マップ作製のマニュアルなどの提供もあります。情報機器、アプリなどが進化する中で、障害や高齢の方にとっても便利さが増してきている感はあります。
グーグルマップを活用した地図作成を個人や団体などいろいろな方々が発信しており、障害者手帳に特化した全国の手帳を利用できる情報などのサイトもあります。また、「情報バリアフリーのための情報提供サイト」というサイトでは、情報バリアフリーを進めるための様々な情報が掲載されています。視覚障害の方、聴覚障害の方、高齢の方などに対しての情報提供の制度や既に取り組まれている事例なども提供されています。
しかし、様々な通信手段が進化していく一方で、高齢の方などがペイペイなどの電子決済や地域電子通貨などの支払いやチャージなどの操作方法に戸惑い、店員に確認している場面も多く見られます。通信機器等の進化を活用するには、まだまだ様々な課題があるようです。可能性を秘めたデジタル化ですが、それをうまく活用するのは人間自身の智慧であり、情報機器が発達する中で存在する孤立や分断を超えて、横への広がり、連帯が持てるようなまちづくりも必要に思います。

「WheeLog!」
https://wheelog.com/hp/

「Bmaps」
https://www.nipponfoundation.or.jp/what/projects/inclusive_society/bmaps

「障害者手帳マップ」
https://shougaisya-techo.com/

「情報バリアフリーのための情報提供サイト」
(サイト内 トップページ 通信放送サービス例)
https://barrierfree.nict.go.jp/service/index.html